日本版スペースシャトル実験へ一歩 2000/02/24 ニュースメニューへ 日本人として2人目、2度目の宇宙飛行を果たした毛利衛さん等6人を乗せた NASAのスペースシャトル「エンデバ一」が、 米東部時間22日午後6時23分(日本時間23日午前8時23分)に、 フロリダ州のケネディ宇宙センターに無事帰還しました。 飛行時間は11日と5時間40分で、地球を181周しました。 エンデバーは当初の予定では、1時間半早く着陸する予定でしたが、 宇宙センター付近で強風が予想されたために、地球を1周余計に回り、 風の収まるのをまって着陸しました。 エンデバーは、宇宙開発史上最長となる60メートルのマストの先に アンテナを積んだ特殊レーダーを使って、全陸地の約80パーセントに当たる、 北緯60度、南緯56度の間をほぼ漏れなく観測し、 精度の高い立体地図データの取得に成功しました。 アメリカの宇宙開発は、チャレンジャーの事故にもめげず、 着々と進んでいるという感じが強くしました。 さて日本はといいますと、先日も立て続けにロケットの打ち上げが失敗していて、 やや沈滞気味といった感じがあります。 その中にあって、少しばかり明るい話題が・・・・・。 宇宙開発事業団は2月23日に、2010年代の実用化を目指した、 日本版無人スベースシャトル「無人宇宙往還技術試験機(HOPE−X)」の 着陸滑走路として、太平洋赤道直下のキリバス共和国クリスマス島にある滑走路と その周辺を、20年間無償で借用する契約を同国政府と結びました。 早ければ2004年度に、H2A型ロケットで宇宙に打ち上げたHOPE−Xを 帰還させる実験を試みる計画です。 この計画にも膨大な時間と予算が使われるわけですが、日本の宇宙開発事業の 重大な局面になるのではないかと思います。 けっして商業主義に走らず、日本の科学技術のもてる力を存分に発揮して 成功させてもらいたいとおもいます。 これ以上日本の技術力の信用を落としたりすることがありませんように・・・・ 参考 クリスマス島は面積約220平方キロで、東京都の約3分の1の広さの島です。 キルギス共和国は独立(1979年)以前の50〜60年代に、 生活地域から40キロほど離れた半島先端付近を、 英米委両国が水爆実験に使用していました。 旅客機用空港とは別に、英国が水爆実験の機材運搬用に建設した 1800メートルの滑走路が残っています。 HOPE−Xの着陸場をめぐっては、鹿児島県の馬毛島や北海道大樹町などが、 誘致合戦を繰り広げられましたが、民間機の航空路が多いなど安全面で問題があり、 クリスマス島に決定したようです。 ニュースメニューへ