1998年8月1日 下内田3町内「体験学習」
活動報告へ
1998/08/01〜02  下内田3町内「体験学習」の報告    8月1日に下内田3町内「夏休み体験学習」で天体観望会を実施しました。   当日は曇り空で観望会はとても無理かと思われました。夕食の時点では本格的な雨となり、   設置した望遠鏡も急きょ片づける一幕もあり、観望はほぼ絶望的でした。   ところが、午後9時になって雲の切れ間から月が顔をのぞかしているではありませんか!   囲炉裏端では夏の定番「怪談ばなし」に盛り上がっていましたが、   「この機会を逃しては・・・」と月面の観望会に変更となりました。   後で聞いたら、子供たちは「怪談ばなし」が中止になって「ホッ」としたようです。   実は、食事が終わってから(19時頃)は電灯をいっさい使わないようにして、   灯油ランプ1個とガスランプ1個以外は個人の懐中電灯のみという環境にしてありましたので、   怖さが倍増したのかも知れません。    月のクレーターをみて、ひとしきり歓声をあげているうちに、空いっぱいの雲だったのが、   かなり晴れ間が広がってきたようで、東の山際にひときわ明るく輝く「木星」が昇ってきました。   引き続き「木星」の観望に・・・。   しかし高度の低さや、望遠鏡にのぞき慣れないのが災いしてか、多くの子供たちは「ガリレオ衛星」   しか確認できなかったようです。 私たちの目には「ハッキリ」と縞模様がみえたのですが、   やはり初心者には条件の良いときに、15p以上の望遠鏡で観ないと駄目なのかしら。   これでは「土星」の観望ができるようになるには、ずいぶんと時間がかかりそうです。   ひとまず、もとの囲炉裏端へ戻って先ほどの「怪談ばなし」の続きをと思ったら、   子供たちから「ブーイング」があり、就寝時間まで自由行動となりました。   古い農家を一軒使った宿泊施設ですから、広さは充分にあり、   子供たちは家の中を走り回って大騒ぎでした。   (電灯を使っていませんから、結構暗かったのですが・・・)   40分ほどすると、急に静かになって、みると子供たちはもう「おやすみモード」に・・・。   昼間思いっきり遊んで、夜はテレビもなく電気もつかなければ、   結構早くから寝てしまうものなんですね。(10時頃だったと記憶しています)    さて、これからは「大人の時間」といわんばかりに、今度は大人が「大はしゃぎ」。   人間カラオケまで登場して、飲めや歌えの「大宴会」日頃のうさも充分吹き飛んだことでしょう。   会長も一緒になって、楽しんでいたようです。 土星の観望はどうなるのでしょうか・・・?    人間カラオケに少々疲れた頃、12時前くらいになって外にでてみると、土星がでていて、   再び「土星の観望」が始まりましたが、子供たちは既に「夢旅人」となっていて、   酔っぱらいばかりでの観望会となりました。   ガイドする方も観る方もそれぞれ酔っぱらっていますから、まともに土星が観られません。   それでも、土星の輪は何とか確認できて、酔っぱらった観客は、初めてみる「土星の輪」に   感心していたようです。   子供たちに見せることができなかったのが少々残念ですが、夜中のこととて仕方ありません。   そのあと、再び酒盛りが始まりましたが、さすがに皆さん先ほどのパワーもなく   少しおとなしくお酒を飲んでいたようです。結局大人が眠りについたのは、午前2時前でした。    翌日、やや二日酔いの感はあるものの、「ストレス」を充分発散させたせいか   すっきりと起きることができたようです。 しかし、それにしても子供たちは元気でした。   大人たちが大騒ぎしていたので、なかなか眠れなかったと言いながらも、朝5時過ぎには起きて、   6時30分の「ラジオ体操」をやっていたようです。    朝食の後、後かたづけをして、楽しい「体験学習」は終了しました。   天候が悪く観望会実施が危ぶまれましたが、何とか月・木星・土星の観望ができて、   「ホッ」としました。   今回の「体験学習」を、お世話していただいた、下内田3町内の役員の皆さんと、   雨が降っているのに弥栄村の「体験村」まで出かけてくれた山田会長、本当にお疲れさまでした。   また、子供たちの素敵な笑顔を見る機会を、いただきましてありがとうございました。
活動報告へ