ポン太の天文ミニ知識


ポン太の部屋

満ち潮・引き潮のはどうして起きる?
 海岸で海水浴や釣りをしていると、 海水がだんだん押し寄せてきて、砂浜が狭くなったり、 逆にだんだん引いていって砂浜が広くなることがわかります。 この湖の満ち干(ひき)は、太陽と月の引力によって起こります。 固体の地球は、海水で表面がおおわれています。 太陽、月の引力は、固体の地球にも海水にも同じように働きます。 しかし、引力は距離の2乗に反比例しますので、 太陽や月に向いた側の海水に一番強く働きます。 次が固体の地球、一番弱いのが反対側の海水です。 遠心力はどこでも固体の地球と同じですから、 差し引きの結果、海水は両側にふくらむのです。 地球は一日に1回転していますので、 潮の満ち干は一日に2回ずつ起こります。 潮の満ち干を起こす力(起潮力といいます)は、 太陽と月とで、どちらが大きいかというと、 これは意外にも月の方が大きいのです。 起潮力は天体の質量に比例し、距離の3乗に反比例しますので、 太陽は月の2,700万倍も質量があるのですが、 距離が400倍も遠いため、起潮力は、質量の小さな月の方が太陽より2倍も大きいのです。 また、潮の満ち干は日によって大きさがちがいます。 これは、起潮力の大きい月が約1ケ月で地球のまわりを回っているためです。 新月と満月のときは、月と太陽が一直線になるので起潮力はたされ、大潮となります。 逆に、太陽と月が90度離れているとき、すなわち上弦・下弦のときは、 起潮力は打ち消されますから小潮になります。 また、満潮になる時刻は、月が南中する時刻になりそうなものですが、実際には数時間おくれます。 これは、海水と海底との摩擦によるためです。 さらに、海底の地形や海岸線の形も影響してきますので、 日本の中でも月が南中してから満潮になるまでの時間の差はかなりあります。 例を上げると、  横浜は5時間21分、大阪は7時間14分、新潟は3時間25分、瀬戸内海の高松では11時間19分も 平均するとおくれるのです。

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