ポン太の天文ミニ知識


ポン太の部屋

星の明るさ
  夜空に輝く星々には、明るい星もあれば 暗い星もあるけど、星の明るさは、等級で表わすんだ。 等級は、紀元前2世紀にギリシアのヒッパルコスが 肉眼で見える最も明るい星を1等級の星(略して1等星)、 最も暗い星を6等級の星(略して6等星)と、 6つのグループに分けたのが始まりなんだよ。 この分けかたが、大まかには現在も使われています。 オリオン座のべテルギュースやりゲル、おおいぬ座の シリウス、こと座のベガなど、全天で20個の 明るい星を普通1等星と呼んでいます。 だけど、天体望遠鏡が発明され、精密な観測が できるようになると、大まかな分けかたでなく、 もっときちんと等級を定義することが必要に なってきたんだ。 1等星と6等星は、100倍の明るさの差が あることに気づいたのは、ジョン・ハーシェルという人です。 5等級の差が100倍ですから、1等級の差は約2.5倍ということになるね。 そこで、1856年ポグソンは、ポン星表の6等星の平均の明るさを基準にして、 その100倍明るい星を1等星、1等星より2.5倍明るい星を0等星、 それよりまた2.5倍明るい星はマイナス1等星……というように定義したんだ。 6等星より暗い星も、やはり2.5倍の明るさの差で表わします。 6等星の2.5分の1の明るさが7等星、その2.5分の1の明るさは8等星というように、 数が増すほど暗い星になるんだよ。 また、1等級の間も明るさによって、 たとえば5.5等星などと、小数点以下まで示すようにもなったんだ。 そこで、現在普通1等星と呼ばれている星も、正確にはシリウスがマイナス1.5等星、 リゲルはマイナス0.2等星などと表わします。 また、太陽も月も等級で表わすことができます。太陽はマイナス26.8等、 満月はマイナス12.5等です。太陽と満月の等級差は14.3等ですから、 明るさの差は2.5の14.3乗で52万倍にもなるんだ。 太陽と1等星の明るさの差は500億倍となり、太陽がいかに明るいかわかるね。 みんなは、何等星まで見えるかな?

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