1999−06−20  梅雨時期のパソコン事情?  

日本には梅雨という季節があります。(日本に限った事では無いらしく、アジアモンスーン地域に 広く当てはまる事らしい。 中国では梅雨の事を「メイユー」と言っている。) この梅雨時期というのは、人間にとって生活のしにくい季節であるように、パソコンにとっても 活動?しにくい季節であるようです。 とはいっても、パソコンが梅雨時期になると、湿気が多いとか気温が高いとか文句を言う わけでもありませんし、体調が悪くなったり、神経痛が出たりするわけでもありませんが・・・・。 もちろん気温が上がると、発熱による暴走(特にCPUをアップグレードしてある機種は注意)する事が あるようですが、これも冷却対策をしてあれば、特に問題は無いようです。 では何が梅雨時のコンピュータを不調にするのか? 実は、不調になるのはパソコンなどのハードではなくて、プリンタに使う「紙・ペーパ」なんです。 最近は、エアコンのよく利いた部屋で快適にパソコン操作をすることが多くなってはきましたが、 それでも、朝の始業時とかいった時間帯はエアコンもそんなには利いていないでしょうから、 オフィスの温度や湿度はかなり高いのではないでしょうか? コンピュータで使用するペーパーが空気中の水分を多く含んでしまうと、レーザープリンタなどでは、 印字にムラがでたり、紙送りがうまくいかなかったりする事が多いようです。 各プリンタメーカーもいろいろと対策をしているようではありますが、なかなかどうして、 梅雨時になると、こういったトラブル(というにはあまりにメーカに対して厳しいかな?)が頻繁に 発生しているようです。 最近でもよくあるのが、ドットインパクトプリンタに使用する連続用紙が、梅雨時になるとやたらと 紙詰まりを起こすというのがありました。こういった場合、多くは紙が湿気をすってしまい、 「ふにゃふにゃ」になっていることが多くありました。 こうなると、プリンタが紙送りをしようとすると、スプロケットホールが破れてしまい、 紙送りが出来なくなり、紙詰まりになってしまいます。 最近のパソコンは、動作温度・湿度ともかなりのマージンをとってあるようですので、 日本の梅雨や夏でも大丈夫のようですが、どうも紙だけはどうにもならないようで、 湿気対策が必要になってくるようです。