1998−12−28  ロング・ファイルネーム 

コンピュータはデータを保存する際には、ファイル名をつけて保存しなくてはいけません。 しかし、このファイル名と言うのが結構厄介な代物で、パソコン初心者には、 結構???なんてことの1つでしょう。 あまりに無機質なファイル名にすると、後で何のデータだったか解らなくなりますし、 かといって、わかりやすく色々と記述すると、名前が長くなりすぎて、これもまた読みにくい ファイル名になってしまいます。  Windows95以前では、ファイル名というのは、半角文字で8文字まで、 全角文字だとその半分の4文字までという、きびしいオキテのようなものがありました。 そのオキテを破ろうものなら、貴重なデータが書き変わってしまうという 憂き目を見ることになるのでした。 現在では、長い名前のファイル名を許容していますので、ユーザは結構気楽にファイル名を つけることができます。 しかし、先月のファイル管理テーブルに関連するのですが、ファイルに長い名前を付けると 規定の数より少ないファイル数でも、ファイル管理テーブルがオーバーする事が、まれにあるようです。 先月のMOも、実際には500以下のファイルで、オーバーフローしていたようです。 どうやらその原因はロング・ファイルネームにあるのではないかと思います。 詳しい内容は、こちらでもよく解ってはいないのですが、全角4文字だとテーブルを1個使用し それ以後は、4文字単位でテーブルを1個ずつ使っているので、本来管理できるファイル数が だんだんと減少していくと言うことではないかと・・・。 現在16ビットや32ビットでのファイル管理なのですから、ファイル名の長さを そんなに気にしなくてもいいのかも知れません。 まぁ、むやみに長いファイル名をつけるよりは、フォルダを上手に利用して、効率の良い ファイル管理に努めるのが、得策ということでしょう。 ビギナーにとっても、プロフェッショナルにとっても、このファイル管理というのは やっかいなパズルであることには、間違いないようです。 皆さんのご検討をお祈りします。