1998−11−20  8ビット・16ビット・32ビット  

今月は、8ビット、16ビット、32ビットに関するお話でもしてみましょう。 私の知り合いの使っているパソコンで、つい最近こんな事がありました。 MO(光磁気ディスク)装置で、データのコピーをしていたところ、 120MBくらいになると、コピーができなくなり、エラーになる。という現象です。 最初は、なんだかよく解りませんでしたが、色々調べていくうちにこんな事が解ってきました。 MO装置のファイル管理テーブルが8ビットで構成されていたのです。 8ビットですから、2の8乗=512なんです。 なんと、そのMOはルートディレクトリには、512個までしかファイルを生成する事が できなかったんですね。 最近は、フォルダ(ディレクトリ)をこまめに作って、同一階層に沢山のファイルを作る事を しなくなりましたから、見逃してしまったようです。 Win95からは16ビット、Win98はFAT32を使用すれば32ビットで 管理ができるものと思っていましたが、違っていました。これが・・・・。 そういえば昔こんな事がありました。 オフコンや汎用コンピュータがまだ8ビットだった頃の話 ディスク内に格納できるファイルの数(容量ではなく)が512を越えると ファイル管理からVTOC(ボリューム管理テーブル)が一杯になったとのメッセージがでました。 昔の事ですから、1ボリュームに512を越えるファイルが出来ることは滅多になかったんですよ。 それでいて、フォルダというかディレクトリというか、そんな概念も無かったものですから、 ファイル管理に結構気を遣ってました。 それも16ビット機(Win95・FAT16)になってからや、32ビット機(FAT32)になると、 もう管理出来る数なんて全く気にしなくなったというわけです。 ハイ。 何しろ2の16乗や2の32乗の個数ですから(暗算で計算できない)(^_^;)・・・・。 もうファイルの個数なんて、全く気にしなくなっていたんです。 それに、ディレクトリ(フォルダ)の概念が出てきて、ファイルをグループ分けするように なってきましたし、同一階層に沢山のファイルを押し込んでおくのは、管理上もめんどくさい。 それにしても、MOのファイル管理構造はいまだに、8ビットなんですね。 少々呆れてしまいました。  今の世の中なら、せめて16ビットテーブルにしておいてほしいですね。 Win95でフォーマットしても、やっぱり8ビットテーブルなんでしょうか? 何となく割り切れない気もしますが・・・。(^_^) それとも、ルートディレクトリに限って、8ビットテーブルなんでしょうかねぇ。 いやぁ〜、ほんとにいい経験をしました・・・。